オールドタックルとは?

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僕たちのヘドンストーリー 4 |
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オールドタックル、簡単に言ってしまえば、古い釣具のことです。一般的に20年ぐらい経てばオールドタックルと呼ばれることが多いようですが、古ければなんでも良い訳ではありません。中には、単に“古いだけ”の釣具もあります。では、なぜ価値のあるオールドタックルと、単なる中古釣具に分かれるのでしょうか? 簡単に言うと、製造場所、製造方法、資本の変更などが理由に挙げられます。 いくつかのメーカーの歴史を振り返りながら、具体的な例を挙げてみましょう。 |
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HEDDONまず、オールドルアーの代名詞とも言えるヘドンは、エビスコ インダストリーズという会社(正しくはエブスコ。現在プラドコ と呼んでいるのは、エビスコのアウトドア部門であり、プラドコ =エビスコである。)に買収され、1983、4年には、アメリカ・ミシガン州・ドゥワジャックにあった工場は閉鎖されます。 これにより、先に買収されていたレーベルやコットンコーデル などと同じ工場で製造されるようになったのです。 |
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確かに、1950年代以降、ヘドンは、デイジー、ビクター、 キディーといった会社の資本下で製造されていましたが、 一貫して、工場はドゥワジャックにあり、メイド・イン・USAだったのです。 しかし、他社ルアーと同じ工場で作られるようになったヘドンに、ヘドンとしてのアイデンティティーはあるのでしょうか? 残念ながらそれはもうなくなってしまったとしか思えません。 では、この他のメーカーはどうでしょうか? |
ABUアブの場合は、1979年にアメリカの販売代理店であったガルシアの倒産で、アメリカでの販売経路確保のためガルシアを買収しますが、これが負担となり1980年代半ばから品質が下がってしまい、現在では世界最大の釣具メーカー、ピュア・フィッシングの傘下となっています。さらにこのピュア・フィッシングは近年コールマンと共にジャーデン・コーポレーション傘下となっています。そういう意味では、正式にアブ・ガルシアと社名変更する1982年くらいまでをオールドとして扱うのが適切でしょう。 |
Fenwickまた、フェンウィックはフェラライトフェルールを開発し、チーフ デザイナーであったジム・グリーン氏在籍の1989年までとすべきでしょう |
Fred Arbogastフレッド・アーボガストは2代目社長の事故死により、やむなくエビスコ傘下となるまでがオールドタックルであり、オールドタックルと成り得るものと言えるでしょう。
各社の歴史を辿ると、自ずとどこまでをオールドタックルと呼ぶべきか見えてくるのではないでしょうか。そして、それらオールドタックルと呼ばれるものには、大量生産品でありながらも、作者の意図や各会社の直向さ、クラフトマンシップが感じ取れるのではないでしょうか。 つまり、ここが価値のあるオールドタックルと古いだけの釣具の分かれ目なのです。蛇足かもしれませんが、1984年のヘドンはオールドタックルですが、1985年のヘドンは古いだけの釣具なのです。 |
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さて、これらオールドタックルに興味を持ったとき、さまざまなわかりにくい用語が出てくるかと思います。ここでは、それら用語について解説します。
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| (1) NIB(New In Box:ニューインボックス)...新品箱入り(未開封を指します) | (2) NIP(New In Package:ニューインパッケージ)...新品パッケージ入り(未開封を指します) | (3) MINT(:ミント)...使用してあるが新品同様 |
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| (4) M.IB(Mint In Box)...ミント状態で箱入り(封が開いたものもここに含めます) | (5) N.MINT(Near MINT:ニアーミント)...新品同様に近い状態 | (6) EX(Excellent:エクセレント)...使用していてキズが少ないもの |
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| (7) VG(Very Good:ベリーグッド)...キズ、ハガレのあるもの | (8) G(Good:グッド)...キズ、ハガレの多いもの | (9) P(Poor:プアー)...リペイント、リグの欠損、リールならパーツ取りにしかならないもの |
上記(6)~(8)は+・-を付け更に各3段階に分かれます。
例)EX+、EX、EX-
(1)、(2)は同等、(3)、(4)は本体については同等です。
未使用であっても、場合によっては、(3)~(9)に該当する場合があります。
ただし、これらはコンディション付けをする人の主観です。
![]() ↑全体にエイジクラックがあります。 |
![]() ↑フックによるキズが入っています |
| エイジクラック | フックサークル |
|---|---|
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主にウッドルアーで見られる独特の塗装のはがれ方。ウッドの吸湿、乾燥でボディーの膨張、収縮を繰り返した際に現れるスジ状の塗装のヒビ。 |
フックによる塗装のはがれ。リグを中心とした円状に入るキズのことを指します。 |
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![]() ↑若干ブリスターが見られます。 |
| クモの巣 | ブリスター |
|---|---|
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主に80年代初めのヘドンスプークに見られるクモの巣状のコーティングのヒビ。 |
本体と塗膜の間に水分が入り斑点状の塗装の浮きが見られる現象。 |
![]() ↑塗膜のハガレがあります。 |
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| チップ(チッピング) | |
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擦れた感じではなく、衝撃などで塗装が剥がれた様子。塗膜1、2枚のハガレの場合と、ボディーまで達している場合とがある。 |
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ヘドンのプラスチックルアーの歴史は長く、製造期間中に、パーツ、塗り方、成型位置などが変更されています。それらは、それぞれ通称で呼ばれており、製造年代判定の重要な要素になっています。 |
![]() ① |
![]() ② |
![]() ③ |
![]() ④ |
| ①: 通称ボスペラ、主にウンデッドスプークのリアペラに付いています。1930年代から1960年代終わりまで使われていました。 ②、③:通称チョクペラ、1969年代以降のマグナムトピード、ウンデッドスプークに付いています。 1969年のファーストモデルのマグナムトピードはペラの中心に若干の盛り上がりがあるものが使われています。(②) ④:通称ヒネリペラ(カリペラ)、1980年代初めのマグナムトピード、ウンデッドスプーク、ウンデッドザラなどに付いています。 |
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| 多くのヘドンスプークは1970年までは、瞳(黒目)の部分を筆で書く「書き目」と呼ばれる塗り方(左)ですが、1971年以降1984年までは、瞳もエアーブラシで塗る「吹き目」と呼ばれる塗り方(右)に変更されています。 | |
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| サーフェスリグ | カップリグ(スクリューリグ) |
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1940年代後期から現在(エビスコ社製)まで続くリグ。多くのヘドンスプークに使われています。 |
マグナムトピードなど一部のルアーに使われたリグ。マグナムトピードでは1980年代初めだけ使われていました。ウッド時代のカップリグと区別するため、スクリューリグと呼ばれることがあります。 |
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| プレートリグ | 2ピースリグ |
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2ndザラ、ビッグヘッド、ヘッドプラグなどに使われたリグ。ソルトウォーターや、引きの強い魚に対してのリグと言われています。 |
1936年代から1940年代終わりまで使われたリグ。ヘドンスプークでは初期のものにしか使われていません。 |
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